フォールディングシューホーン&レザーケースのOEM製作のご紹介
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2013年5月28日
今回はOEMによるシューホーンの製作事例紹介です。
インターネットを通じてハイクオリティなオリジナルブランド商品を販売しているお客様よりOEMによるオリジナルシューホーンのオーダーを頂きました。
雰囲気のある味出し商品が出来上がりましたのでご紹介させて頂きます。■製作の背景■
初めに作りたい商品のイメージが写真で送られて来ました。
電話で打ち合わせをさせて頂き、サンプルを提出してさせて頂きました。弊社シューホーンの中からブラスのフォールディングタイプをお選び頂きました。
また、加工を何も施さずに、エイジングを楽しめるようにとのリクエストです。
ブラスシューホーン120ノンポリッシュと同様の加工方法です。
フォールディングタイプのシューホーンを入れる革のケースはそのシューホーンの雰囲気にあった革で作って欲しいとのご依頼でした。■製品の特徴■
*シューホーン*シューホーンは真ちゅう製です。この真ちゅう素材(ブラス)は変色しやすい素材で、長く使いこんでいくうちに茶褐色に変色していき、味のある渋い雰囲気になります。
また、オリジナルの刻印(凹)もさせて頂きました。打刻による刻印はシルクプリントによる印刷やレーザー加工などによるものより、品良く高級感が出せる名入れの方法です。
(名入れは消してあります)*レザーケース*
革ケースに関しては、写真でイメージを頂き、それにも基づいて作らせて頂きました。
シューホーンが簡単に取り出せるように、しかし、簡単に抜けないようにするというホールド感に気を使いました。
この革は国産タンナーで有名な栃木レザーの牛革を使用しており、(国内産牛原皮を約1ヶ月半かけてシブ槽につけてなめすタンニンなめしです。従来のヌメ革と違い、艶の出方が風合いのある自然な輝きを持ち、しなやかな柔らかさも持った味が特徴です。)
長く使い込むにうちに、革の表情が変わって愛着がもてるような革のエイジングを特徴とする革を使ったケースです。
名入れは素押しによる名入れ方法です。熱をかけた刻印による名入れで、プレスされた革は熱により焦げるのが素敵です。
(名入れは消してあります)■ものづくりのこだわり■
シューホーンは東京下町のプレス工場にて作られております。
商品が靴べらなので、その性質上、本体にバリが出て靴下などを引っ掛けることはあってはなりません。初めに行う外形抜きの後に、本体の回りを240番手のエンドレス研磨機でコバを磨き、バリ取りを注意深く行います。
また弊社においては、すべての商品を検品しておりますので安心してお使い頂けるかと思います。革ケースはこれも東京下町の革加工工場に依頼しております。実績は確かです。
(有名なアミューズメントパークの下請け加工場です。)今回のものづくりの特徴としては、シューホーンにマッチしたエイジングするという共通する特徴を持った革を使用したことが一番なのですが、ケースのコバの処理にも気を使いました。
通常はコバを磨いた後にバスコ(塗料)を塗るのですが、今回の特徴を出すために、コバを磨いた後に、バスコを塗らず、風合いを活かす方法を取っています。
弊社では今回のようにお客様のご希望の商品を「かたち」にするお手伝いをさせて頂いております。
また“高品質、高感度”をキーワードにお客様のニーズに沿った、オリジナル商品の「立案・デザイン」まで一貫してご提案」しております。
興味のある方はお気軽にご連絡ください。まずは、下記アドレスか弊社HPよりお問い合わせ下さい。
お問い合わせ先:blog@attitude.tokyo
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